介護のすすめ

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初めて介護をする方

「妻が親の介護をしない」と悩んでいるあなたへ。離婚になる前に考えるべきこと

投稿日:2018年5月6日 更新日:

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こんにちは。えいとです。

 

妻が親の介護をしてくれない・・・

 

とこんな悩みを抱えている方、実はかなり多いと思います。僕は介護業界で採用関係の仕事をしていますが、まあ、この手の話はホントよくある話です。決してあなただけではありません。

 

介護の業界に身を置いている者の意見から言えば、親の介護はプロに任せた方がいいということです。決して負い目を感じる必要はありません。

 

まず最初にお断りしておきますが、この記事は「妻に親の介護をしてもらえるような上手な説得法」みたいなことは一切書いておりません。あくまで「親を介護することがどれぐらい大変で想像を絶することなのか」、そして「介護のプロに任せていこうと決めたらどうすればいいのか」ということを書いています。

 

実際、介護の仕事をしている職員で親の面倒を自力でしている職員はほぼいません。何らかの介護サービスを利用しています。

 

なぜなら、それぐらい大変だということを仕事を通じて理解しているからです。

 

ましてや認知症を患ってしまえば、もう素人が介護をするのはほぼ現実的に不可能だと断言します。

 

「だって仕方ないじゃないか」と無理にでもさせてしまったら、離婚の原因になってしまうことだって十分有り得ます。

 

その理由としては認知症の症状です。

 

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認知症の豆知識

 

・認知症とは?

昨今、様々な問題にもなっている認知症。認知症というのは病名ではなく、色んな病気が原因で起きる1つの症状です。その様々な病気で代表的な病気が「アルツハイマー病」です。

 

他にも全て数えると、50種類以上はあると言われています。つまり、認知症というのは、「アルツハイマー病などの病気が原因となり認知機能が衰え、生活に支障をきたしている状態のこと」を言います。

 

「認知症の主な症状」

 

「暴力・暴言」

たまにお酒に酔って暴れるというような人に出会ったことはないでしょうか。その状態によく似た傾向があり、急にスイッチが入ったように暴力・暴言といった行動を起こすようになります。

 

「もの忘れ」

もの忘れは誰にでもあるものです。それが症状が進むにつれて段々と激しくなってきます。ひどくなると短期記憶が一切ありません。10分前に食べた昼食ですら、忘れてしまうのです。

 

徘徊

特に目的もなくうろうろすることがあります。これが原因で施設を抜け出し、事件が起きるケースも最近増えてきました。

 

「妄想」

通常、理解ができない行動を起こしている場合は、この症状が出ていると思われます。

 

「異物を食べる」

とにかく、手に取れるものを口に入れたりします。時には、自分の便を食べたりする方もおられます。直前に食事をしているにも関わらず、そのことを忘れて食べ続けたりもするのです。

 

などなど他にもさまざまな症状があり、生活に支障をきたすのです。

 

こんな状況の人を妻に託せますか?

 

自分の親であるあなたはある程度の苦労はそこまで感じないのかもしれませんが、妻は義理の親とはいえ他人です。そこは感じ方が血の繋がったあなたよりも違うでしょう。

 

最初は仕方なくOKしたとしても段々と介護が大変になってくるにつれ、そうとうなストレスを抱えていくと思います。

 

実際、女優でタレントの杉田かおるさんは一切の仕事を数年間休業して親の介護を亡くなるまでしていました。これは、自分の親だからできたことであり、さらに一般人の何倍も収入がある芸能人だからこそ仕事を休業してまで出来たのです。

 

反対に女性タレントのYOUさんは雑誌の対談かなにかで「親は介護施設に預ける」と発言されています。

 

 

あなたがそれをしっかり支えてあげる事ができるならなんとかやっていけるかもしれませんが、「仕事が忙しいから」といって完全に任せっきりになる状態なら最初から介護のプロに任せることをおすすめします。

 

全く負い目を感じる必要は一切ありません。それぐらい介護というのは大変なことなのです。



まずは介護認定を受けよう

 

親の介護を妻がするかしないかで悩んでいる段階なので、まだそこまでの重度ではないと思います。

 

すでに介護認定を受けて何かの介護サービスを利用しているかもしれませんが、もう一度確認しておきます。

 

介護サービスは様々な用途に別れています。

 

大きく分けて3つ。

 

在宅で受けられるサービス

・訪問介護

・訪問看護

・訪問入浴

・訪問リハビリ

・福祉用具レンタル

 

通所系サービス

・デイサービス

・デイケア

・ショートステイ

 

入所系サービス

・特別養護老人ホーム

・介護老人保健施設

・介護療養型医療施設

・有料老人ホーム

・グループホーム

・サービス付き高齢者向け住宅

 

これらのサービスを介護度に応じて利用すること出来ます。介護度というのは低い方から要支援1~2、要介護1~5の7段階に別れています。

 

介護レベルの目安

要支援1(軽) 1人で生活できるが、一部支援が必要。
要支援2(軽) 要支援1より若干支援が必要。
要介護1(中) 生活していく上で、一部他人の介護が必要。
要介護2(中) 一般的な中度の介護が必要。入浴の一部で介助が必要。
要介護3(重) 入浴、排泄、食事で全体的に介助が必要。
要介護4(重) 要介護3以上の介護が必要。
要介護5(特重) ほぼ寝たきりで全ての介護が必要。

 

まずは介護認定を申請します。

 

65歳以上になると、介護保険被保険者証を国から発効してもらえます。それがあれば介護認定の申請を受理してもらうことができます。

 

・申請はどこで出来るの?

 

お住まいの役所の福祉課、もしくは地域包括支援センターで手続きを行ってもらえます。

 

その時に介護保険や介護サービスが記載されたパンフレットなどが置いてありますので、必ずもらって帰りましょう。色んな介護に関する情報が載っていますので、あとで役にたちます。

 

申請後、認定調査員による「聞き取り調査」と、医師による「主治医意見書」をもとに介護度が決まります。

 

すでにかかりつけ医が決まっているなら、申請時にその旨を伝えておきましょう。まったくの初見の医師よりもかかりつけ医の方が本人のことをよく知っているハズですから。

 

申請から決定の通知までは原則30日以内です。

 

介護サービスを理解しておく

 

介護認定の結果が出たら、介護サービスを利用できるようになります。

 

いきなり入所させるような状態ではないと思いますので、まずは在宅サービスや通所系サービスを利用します。担当のケアマネージャーとよく相談して決めていきます。

 

在宅サービスを知る

 

訪問介護

 

訪問介護は、ホームヘルパーが利用者宅を訪問して生活の支援をするサービスです。主な種類は2つ。

①身体介護

入浴介助、排泄介助、食事介助、衣類の着脱、など利用者の身体に直接触れて行う介護のこと。

②生活援助

掃除、洗濯、調理など利用者に触れない日常生活サポートをすること。

 

訪問看護

 

訪問看護は、担当主治医の判断により、訪問看護ステーションや病院の看護師、状況に応じて理学療法士(PT)、作業療法士(OT)が利用者宅を訪問して行うサービスです。

 

主なサービスは2つ。

①療養上の介助

入浴介助、排泄介助、食事介助の援助。

②医師の指示の元に行う診療補助

じょくそう(床ずれ)の処置、経管栄養の管理、点滴の管理など

 

訪問入浴

 

自宅まで入浴に必要な機器を完備した車が訪問してくれるサービスです。主に在宅でみている重度者が利用しています。

 

訪問リハビリ

 

在宅での自立回復のための心身機能回復を図るためのサービスです。理学療法士や作業療法士による機能訓練を行います。

 

福祉用具レンタル

 

シルバーカーや車椅子などの日常生活をサポートする福祉用具や設備をレンタル、もしくは購入費の給付を行ってもらえるサービスです。

 

レンタル対商品

・車椅子

・杖、歩行器など

・介護用ベッド

・ベッドセンサー

・手すり・スロープ

・移動用リフト

 

通所系サービスを知る

 

デイサービス

 

通いで食事、入浴、排泄の基本的なサービスはもちろん、一緒に遊んで楽しめるレクリエーション、心身機能回復のための機能訓練も行ってもらえます。

 

さらに通うための送り迎えもしてもらえることができる人気の介護サービスの1つです。

 

デイケア

 

介護老人保健施設や病院などに通い、リハビリテーションを受けるサービスです。デイサービスよりかは医療的ケア、機能向上に特化したサービスと言えます。

 

ショートステイ

 

短期間介護施設に泊まり、その間の生活のサポート受けるサービスです。介護をしている家族などが短期間面倒をみれないときに利用するのが主です。

 

判断に迷ったらとにかくケアマネージャーに相談する

 

ここまでで、大体の流れと最初に利用することが多い介護サービスの一部をご紹介しました。

 

ただ、介護保険サービスはすごく複雑で、さらにすぐ色んなルールやサービスが変わります。介護業界に身をおいている人間ですら追いつかないレベルです。

 

こまめにケママネージャーと相談しながらどんな介護をどれだけ利用するかを決めていくことをおすすめします。

 

入居を検討しているけど、金銭的な援助をする余裕がない場合

 

・今まではなんとか自力で介護をしていたけど、認知がひどくなってもう手に負えない

・介護に追われて自分の時間もろくにとれない・・・

・介護施設を検討しているが親の年金も少なく預貯金もわずか・・・

・金銭的な援助もしてあげたいけど、子供の学費もかかるし・・・

 

などなど。こんな悩みがある場合は、生活保護を申請するのも1つの方法です。生活保護を申請するとあなたの金銭的な負担は一切なくなります。

 

よくある勘違い

実は親の生活保護を申請している子供は数多くいます。子は親に対して扶養義務を負っていますが、それはあくまで自分の生活水準が維持できていればの話です。少しでも生活上、支障が出れば面倒をみる義務から外れます。ただ、役所の担当者から「金銭的な援助をしてもらえませんか?」ということは言われますが、援助が厳しい理由を伝えて断ればOKです。

 

申請は役所の福祉課で行います。本人もしくは家族が申請します。ちなみに生活保護が認められれば医療費も全額免除になります。

 

介護のプロに任せると色々と楽になるメリットがある

 

実際は、まだまだ「自分の親を介護施設に入れるなんて親不孝もの・・・」という価値観があるとは思いますが、全くそんなことを思う必要はありません。

 

親の本音だって、自分の子供に苦労をかけたくないと思っているハズ。

 

このまま自ら介護を背負ってしまい妻との関係も険悪になれば、それこそ家庭崩壊、離婚の危機だって有り得ます。

 

ちなみに僕は、普段でも利用者の方とコミュニケーションをとることもありますが、自分の子供恨んでいる利用者なんて1人もいないですよ。むしろ、他の同年代の利用者たちと会話したり遊んだりして楽しんでいる方も多いです。そんなものですよ。

 

メリット

①時間が取れる

②生活保護を申請すれば金銭的な負担がなくなる

③妻との関係性が良くなる

④親に感謝される

 

最後に

 

冒頭でも書きましたが、介護はやはりプロに任せることをおすすめします。

 

僕は何度も、親の介護や夫や妻の介護が原因でトラブルになったケースをみています。そのほとんどが金銭面です。

 

全く負い目を感じる必要はありません。よほどの金銭的な余裕がある方以外はプロに任せておきましょう。

 

下記は生活保護の金額で入所できる施設も探せます。資料請求は無料なので、今後のために金額面ぐらいは把握しておいた方がいいですよ。


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はじめまして。えいとと申します。介護の仕事をして10年がたちました。現在は人事、採用関係を担当しております。人手不足で本当に大変な時代が来ましたね。これから、介護の仕事をされる方、または現在、介護の仕事に就いていて色々悩んでる方へ参考にしてもらえるような記事を書いていきたいと思います。このブログは100%自分の経験、考え方に基づいて書いております。最低でも「1記事1価値」を提供できるように日々勉強しております。よろしくお願いします。

 
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